沿革
丹羽常見主宰の求索社と小坂克子主宰の瓊琚印社の合同書法篆刻研究団体として書法篆刻芸術の海外文化交流及び将来の研究活動のために、2012年2月12日発足しました。
白圭(はっけい)は白珪とも書き、中国古代の白玉製の祭司または賓客の接待に用いる器を意味します。またその美しさゆえに清白の身のたとえにも使われます。
詩経・大雅 抑篇
白圭之玷、尚可磨也。
白圭の闕(か)けたるは尚磨くべきなり。
斯言之玷、不可爲也。
斬(こ)の言の闕けたるは為(おさ)む可からず。
「美しい玉は欠けても磨けば元通りになるが、人の失言は一度口から出たら取り返しがつかない」
圭は、白く清らかな玉のことです。白圭は瑕がついても磨けばよいが、言葉は言い損なうと取り返しがきかないの意で、転じて「完全無欠の清らかな玉も、さらに磨くべきである」の意味となります。身を慎み、さらに自分自身を磨こうと努力をすることが大切という教えです。